特許

⑥とにかく書いてみよう(特許3/3)

投稿日:2020-08-21 更新日:

早速 本をお手本(ダジャレか?)に

書いてみよう(^O^)/

まずは書いてみない事には、ということで

『一人で特許の手続きをするならこの1冊』の

本を片手に見よう見まねで書くことに。

詳しい書式や余白の入れ方、見出しなど

細かく書いてあるのでとても書きやすいです。

                                  

①願書

これは形式が決まっていて、

その中に日にちや名前などを入れる。

目次みたいなページなので、ここは簡単です。

ページの左上に特許印紙を貼ります。

収入印紙ではなく特許印紙なので、

気を付けましょう。

郵便局にありますので、

14,000円分購入して貼ります。

(10,000円分+1,000円分4枚)

名前の横に 印鑑を押すのですが、

この印鑑を今後使用するので

「どの印鑑だったっけ?」とならないように

しないとマズいです。

                                      

                               

(14,000円)

          ※出願料14,000円

【書類名】    特許願

【整理番号】   P-2020-01

    P-提出年-01(初めての場合は01)

【提出日】    令和〇年〇月〇日

【あて先】    特許庁長官 殿

【国際特許分類】 A

 A:生活必需品、B:処理操作・運輸、

 C:科学及び治金、D:繊維及び紙

 E:固定構造物、

 F:機械工学・照明・加熱・武器・爆破

 G:物理学、H:電気

【発明者】

 【住所又は居所】自分の住所

 【氏名】    自分の名前 

        (個人名を書く)

【特許出願人】

 【鑑識番号】  何も書かない

 【住所又は居所】自分の住所

 【氏名又は名称】自分の名前   ㊞

 【電話番号】  電話番号

【提出物件の目録】

 【物件名】   明細書     1

 【物件名】   特許請求の範囲 1

 【物件名】   要約書     1

 【物件名】   図面      1

                              

                              

                                                 

②明細書

ここは独特な言い回しがあって、

普段使わないだろう!

っていうような文面ですが、

書き方の流れが分かれば、本の中でも

教えてくれるのでお手本通りにやれば

出来ました。

「です。」「ます。」ではなく、「である。」

調で書きます。

                              

内容としては、

「これまではこういう物が無いので、

新しくこういう物を作りたいです。

特許として認めてください。」

というようなお手紙を書く感じです。

                       

内容は簡潔にまとめて記入する為、

「こんなにそっけなくていいの?」と

疑いたくなります。

右上端にページ数の番号を書きます。

(-1-、-2-の部分)

                         

         

            ー1-    

【発明の名称】 サポーチ

【書類名】   明細書          

【技術分野】

 【0001】

 本発明は、楽な姿勢で腕を支え(サポート)

 スマートフォン・タブレット・ゲーム等を

 使用するためのバッグ(ポーチ)に

 関するものである。

【背景技術】

 【0002】

 従来スマートフォン・タブレット・ゲーム等

 用のバッグはあるが、それらの使用時に

 腕の支えになる特徴のあるバッグに

 特化するものがなかった。

【先行技術文献】

 【特許文献】

 【0003】

 【特許文献1】 特開20〇〇ー○○○○○○号公開

 (ここは今までに公開されている

 文献を参照する)

【発明の概要】

 【発明が解決しようとする課題】

 【0004】

 これは次のような欠点があった。

 外出先で立ったままの場合、スマートフォン

 ・タブレット・携帯ゲーム等使用時には

 楽に腕を支えられるようなものがなかった。

 本発明は、以上のような欠点をなくすために

 なされたものである。

 【課題を解決するための手段】

 【0005】

(ここはこの問題を解決するために

 どういった工夫を行ったのか記入)

 【発明の効果】

 【0006】

 バッグのベルトの金具の一部を外し首から

 掛けられ、またバッグ本体が支えとなり、

 立ったままの姿勢でスマートフォン・

 タブレット・携帯ゲーム等を使用する際も

 腕が楽に支えられる。

 バッグは本来の役割として使用できるので、

 持ち運びにも何らさしつかえない。

【図面の簡単な説明】

 【0007】

 【図1】  本発明の正面図である。

 【図2】  本発明の上面図である。

                                

                                      

                                     

                             ー2-

【発明を実施するための形態】

 【0008】

 (形態の細かい説明)

 【0009】                            

 (部品の細かい説明)

                                                               

                                    

③特許請求の範囲

ここには特許請求の範囲を入れます。

                               

【書類名】  特許請求の範囲

【請求項1】

(ここには自分の技術のここがポイントで、

「この部分が自分の権利です!」という点を

 書きます。

 要するに人にマネされたくない点を

 書きます😤)

                                                         

この時の注意点は、物の素材や材質、

形状や色などを限定しない方がいいです。

細かくすると権利の範囲が

限定されてしまいます。

                                     

④要約書

「課題」は発明の要点を簡潔にかきます。

「解決手段」は【0005】と

同じような内容で、○○を特徴とする。

という書き方をします。

【選択図】は書いた図面の中から

最も分かりやすい図の番号を書きます。

                                                       

                               

【要約】

【書類名】  要約書

【課題】   外出先で立ったままスマート

 フォン・タブレット・携帯ゲーム等の使用が

 楽になるような腕の支えが出来るスマート

 フォン・タブレット・携帯ゲーム用バッグを

 提供する。

【解決手段】 

     (解決出来る仕組みを文章で説明)

                                                          

【選択図】  図1

                              

                                          

⑤図面

またまた私の下手くそな絵の登場です。

これでOKなのだから、絵のレベルは

あまり問われないと思います(-_-;)

仕組みがちゃんと伝わればOKです👍

                               

図面

                                    

ここまで出来たら、

①願書②明細書③特許請求の範囲

④要約書⑤図面の順番に

重ねて左2か所をホッチキスでとじます。

※書留で出しましょう。

郵便局での受付日が出願日になります。

                                      

 〒100-8915  

 郵送先は

 東京都千代田区霞が関3-4-3

    特許庁長官 殿  「特許願」在中

    又は  特許庁出願課受付

                                        

(消印の日付けをはっきり押して

もらってくださいね)

                                     

とは言えいきなり出すのも心細いですよね。

私も

「ちゃんとこれで合ってるのかなぁ~???」

とめっちゃ不安でした。

                       

そこで、『一人で特許の手続きをするなら

この1冊』の著者の中本繁実さんが、

「この本を読みました。」と本の書名を書いて

説明書と説明図のコピーをを送れば

添削指導をして下さるとのことだったので、

早速送ってみることにしました。

                       

(90円×4枚分の切手を添付し、

住所、氏名を書いた封筒を一緒に送ります)

出願するときの書類の書き方の指導や、

アドバイスを頂けます。

                         

案の定不備が多く、丁寧に赤ペンで

添削したものが送り返されて来ました😋

しかしそのおかげで特許庁に送ったものは

方式審査(形式チェック)も

不備なく済みました。

ありがたい💗

                         

ちなみに、書面の他にインターネットでの

出願という方法もありますが、

出願ソフトの入手や事前手続きなどが

必要になります。

                           

初心者の私には更にハードルが高くて

ちょっとパスです (-_-;)

                                 

なにはともあれ無事に

出願手続きが出来ました!

私バンザイ(^O^)/🚩          

                                

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